Homepage > ブログ > WiFi 6とWiFi 6Eの違いは?

WiFi 6とWiFi 6Eの違いは?

By HQ Editorial Group

WiFi 6というものに慣れ始め、お持ちのデバイスもWiFi 6対応に替えようかと考えている人も多いかもしれません。そんな中、Wi-Fi Allianceは2020年に新しいWiFi規格となる「WiFi 6E」を発表。ぱっと見はWiFi 6のアップデート版の様にも見えますが、両者の違いがよく分からない人もいらっしゃるかもしれません。

 

■ Wi-Fi 6テクノロジー

WiFi 6は、世界中で増加するワイヤレスデバイスに対応して構築された、WiFiテクノロジーの次世代規格です。VR機器や複数のIoT家電を持っていたり、ご家庭にたくさんのデバイスがあったりする場合は、WiFi 6ルーターが最適な選択肢の1つと言えるでしょう。

WiFi 6では、一度により多くのデータを伝送し高効率を実現する1024-QAMと、より広いチャンネル幅で高速接続を提供する160MHzを使用。途切れないVR・驚くほど鮮やかな4K・8K ストリーミングまでも楽しむことができます。
さらに、新たなテクノロジーであるMU-MIMOやOFDMAによって最大4倍の容量を実現することで、より多くの端末を接続することができます。WiFi 6なら、お家にたくさんの人が集まったとしても、ゲストのデバイスもサクサク処理できるようなネットワークの構築が可能です。

 

■ Wi-Fi 6Eとは?Wi-Fi 6Eとの違いは?

WiFi 6Eでは、新たに6GHzバンドも利用可能となり、WiFi 6に「拡張」を表す「E」が追加されています。

6GHzは5.925GHz~7.125GHzの新しい周波数帯域で、最大1,200MHzの追加スペクトルが利用可能になります。限られた帯域にチャンネルが詰め込まれてる既存バンド(2.4GHz/5GHz)とは違い、6GHzには重複や干渉がありません。より広い帯域幅・高速な速度、低遅延をもたらし、AR/VRや8K等の次世代テクノロジーに適しています。

 

■ Wi-Fi 6Eがもたらすものとは?

混雑している2.4GHzや5GHzとは異なり、6GHzの広い周波数帯域は、効率的なWiFi 6接続のみで利用されるため、日々感じているようなフラストレーションを取り除いてくれます。各チャンネルが重複することもなく、ネットワークの混雑が大幅に軽減されます。

また、帯域幅とスループットが倍になる160MHzチャンネルを、よりたくさん利用可能に。これによって可能な限り高速でより多くの同時伝送ができるようになり、8K動画・AR/VRゲーム・大容量ファイルのダウンロード等を快適に楽しめます。

WiFi 6Eでは6GHzで最大1,200MHzのスペクトラムが利用可能となり、増え続けるWiFiのニーズに応えます。1,200MHzの連続スペクトルは、データの送受信に利用できる経路数を現在の2倍以上にし、混雑を軽減しながらネットワーク容量を劇的に増加させます。

 

■ Wi-Fi 6の可能性を最大限に引き出します

6GHz帯の開放が、WiFi 6を大きく変えます。WiFi 6 ではネットワークの効率や容量のパフォーマンスが向上する一方で、WiFi 5(または他の無線)からの伝送と競合すると、その利点を十分に発揮することができません。 しかし、6GHz帯はWiFi 6のトラフィックのみで利用可能なため、そのポテンシャルを活かすことができます。

 

WiFi 6Eをもっと知りたい方はこちらもチェック >>

※2022年6月現在、日本では6GHzバンドの利用は許可されておらず、具体的な仕様は決定していません

HQ Editorial Group

おすすめ記事

From United States?

お住まいの地域の製品やイベント・サービスを確認する。