どのように簡易NAS機能を利用しますか?
TP-Link製ルーター製品にはUSBポートを備えたものがあります。
USBポートにUSB接続のストレージを接続すると簡易的なNASとして利用できます。
簡易NASでは、2~3台のクライアントでのシェアを想定しています。
対応プロトコル
- FTP
- Samba
- DLNA
対応フォーマット
- NTFS
- FAT32
- exFAT (一部機種)
- HFS+ (一部機種)
対応可能なストレージサイズ
簡易NAS機能はルーターの余剰処理能力を利用するため、利用可能なHDD等のサイズやファイル・フォルダ数はルーターの動作状況に応じて上下するので明確にサイズの制限は設けておりません。
そのため数TBのHDDなどは利用できない場合があり、大容量のストレージを利用する場合は別途NASの導入をご検討ください。
※ 簡易NASの動作保証などは一切行っておりません。
TP-Linkでは機能のみを提供し対応したソフトウェアは提供していません。お客様でFTP等に対応したソフトをご用意ください。
なおソフトウェアの利用方法についてのお問い合わせはお断りしております。
この記事ではPC等からSambaでUSBメモリにアクセスする方法をご紹介します。
準備
- USBメモリなどをルーターに接続します。
- 管理画面にアクセスしUSB設定の画面を開きます。
- 安全に利用するためにUSBメディアへのアクセスに制限をかけます。 この例では既定の設定(ユーザー名とパスワードは共にadmin)を使用します。
AX対応機種などの場合
Windows PCの場合
- エクスプローラーを開き、バーに\\(ルーターのIPアドレス)を入力します。
- 準備の手順3で設定した認証を入力します(この場合は共にadmin)。
- 以上でアクセスが可能となります。
macOSの場合
- Finder の 移動 > サーバーへ接続 を選択します。
- 「smb://(ルーターのIPアドレス)」を入力します。この例の場合は「smb://192.168.0.1」と入力し接続します。
- 準備の手順3で設定した認証を入力します(この場合は共にadmin)
- 以上でアクセスが可能となります。
3.スマートフォン
アンドロイドやiPhoneの場合、ルーターにFAT32かNTFSでフォーマットされたUSBストレージを接続し、
ルーターのUSBランプが点灯したことを確認してからVLC等のNAS対応アプリをストアからダウンロードし、
Wi-Fiに接続した状態でアプリを起動すると簡単にUSBストレージにアクセスできます。
VLCの場合はメニューからローカルネットワークを選択し、リストからルーターを選びます。
困ったときは
・WindowsのPCでLAN内のHDDが見えないときは
PCがプライベートアクセスを許可しているかを確認してください。
1. Windowsの設定画面から「ネットワークとインターネット」の画面を開きます。
2. 「接続プロパティの変更」をクリックし、パブリックにチェックが入っている場合はプライベートに変更します。
・Windows10のPCからのみHDDへアクセスが出来ない(他のOSのコンピューターからは出来る)
Windows10ではある時期からSamba V1への対応を終了しました。そのためSamba V1のみに対応したルーターのHDDにアクセスが出来ない場合があります。
そのためWindows10のPCにSamba V1へのアクセスを許可する必要があります。
1.Cortana(ここに入力して検索)をクリックし「Windowsの機能の有効化または無効化」と検索をします。
2. 「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」という項目にチェックを入れてOKをクリックします。
3. PCを再起動して完了です。
・USB HDDをルーターに接続するとルーターが再起動してしまう場合。
TP-LinkのルーターはDLNAに対応しており、ルーターにHDDを接続するとすべてのファイルをスキャンし始めます。
その際あまりにも多くのファイルがHDD内に保管されていると処理能力が限界に達してしまいルーターが再起動をしてしまう場合がございます。
そのためHDDに保存をするファイル数に制限したうえでご利用ください(明確なファイル数などは決まっておりません、あくまで簡易的なNAS機能の提供ですのでご了承の程よろしくお願い致します)。
このFAQは役に立ちましたか?
サイトの利便性向上にご協力ください。