DFSの挙動について
DFSとは?
DFS(Dynamic Frequency Selection)とは、レーダーシステムに割り当てられている5GHz帯の周波数を、免許のない機器(特に屋外で使用する機器)がレーダーに干渉を与えずに共有できるようにする仕組みのことです。
DFS機能を有効にすると、機器は使用している周波数でレーダー信号を監視します。現在使用しているチャンネルにレーダー信号が検出された場合、機器はそのチャンネルを空け、自動的に別のチャンネルに切り替えます。また、レーダーが検知されたチャンネルは、一定期間使用されません。
DFSが必要なチャンネルは?
注意:
上記のチャンネルには、ITU-T無線規則に基づくすべてのDFSチャンネルが含まれていますが、国や地域によって利用可能なDFSチャンネルが異なる場合があります。
DFSはどのように動作しますか?
動作前:
DFS機能を有効にした5GHz機器が運用前にDFSチャンネルを選択すると、機器は一定時間(約1分または10分)レーダー信号を検出します。そして、現在のチャンネルでレーダー信号が検出された場合、デバイスはそのチャンネルを空け、別のチャンネルに切り替えます。
動作中は:
DFSチャンネルで運用する場合、DFS機能を有効にした5GHz機器は、運用チャンネルでレーダー信号を継続的に監視します。現在の操作チャンネルでレーダー信号が検出された場合、デバイスはそのチャンネルも退去し、別のチャンネルを選択します。
DFSの影響について
5GHz帯のデバイスは、初期状態でDFSチャンネルを選択することがあるため、クライアントデバイスはしばらくの間、無線ネットワークを見つけることができません。
デバイスが既にDFSチャンネルで動作しており、レーダー信号が検出された場合は、接続が切断されますが、しばらくすると接続が回復します。ただし、動作中のチャンネルが変更されることがあります。
注意:
52,56,60,64,100,104,108,112,132,136,140のチャンネルで動作している場合、5GHz機器は約1分間レーダー信号を検出する必要があり、ITU-T無線規則によると、116,120,124,128のチャンネルで動作している場合は最大10分間かかります。この間、無線クライアントはAPが発信する無線信号を見つけることができません。
DFSでは、DFSチャンネルを使用することができますが、近くでレーダーが作動している場合には、迷惑になることがあります。DFSの影響を軽減するために、DFS以外の固定チャンネル(36~48)がある場合は、そちらを選択してください。
このFAQは役に立ちましたか?
サイトの利便性向上にご協力ください。